2009年01月19日

BAR(バール)に灯ともる頃

□原題 Che ora è? 

□製作年 1989

□製作国 イタリア

□上映時間 93

□監督 エットレ・スコーラ

□出演 マルチェロ・マストロヤンニ、マッシモ・トロイージ

□カラー カラー

□言語 イタリア語

(レンタルDVD)

◯◯◯◯

 

 父と息子の絆と葛藤を描いた作品で小津作品にあるような家族の機微が描かれていて良かった。マッチェロ・マストロヤンニって、「みんな、元気?」もそうでしたが、子供に対して子煩悩過ぎてちょっとおせっかいなお父さん役がよくあっている。にしても、この年なのに、本当に見栄えのする役者さんです。

  息子役には「イル・ポスティーノ」に出ていた郵便屋さんの青年。確か、彼はあの映画のあと心臓病で亡くなった。この映画はそれより前に作られているので、少し若いがいい演技をしていました。

 兵役を終えて帰ってくる息子を出迎える父。二人でレストランや遊園地、BAR(バール)をぶらぶらと歩き回る。最初は久しぶりの対面に双方ともサービス精神を現してスムーズに事が運んでいくが、やがて、だんだん本性があらわれて険悪なムードに。。お互いに愛しているんだけれど、親子ならではの心配やらおせっかいやら反抗など、難しい心理をよく描いている。

 イタリアやスペインにはBARというカフェでもあり飲み屋でもあるような庶民のコミュニティ空間があるんですよね。これが観たくて実は借りてきたのですが、BARのある場所が港で、船の汽笛がボーと聞こえたりするシーンは、神戸を思い出してかなり雰囲気が好きな感じでした。また息子の恋人の家が港を一望できるところにあったり・・。

 息子は父からお祖父さんの時計をもらって、「ぼくは時計屋だ、いつでも時間を聞いてください、ただいま○時○分○秒です」と得意げに何度も言うあたりは、小さな子供が親に得意がっている様子そのままでとても微笑ましいシーンだった。

 また息子の恋人にいらぬ詮索をする父親の心配性な姿や、息子と打ち解け合えないことで嫉妬するシーンも、人は良いのだが困った父親そのもの。。で、マルチェロ・マストロヤンニとマッシモ・トロイージの駆け引きは絶品でした。

 

投稿者 nao : 00:00 | コメント (0) | トラックバック (0) □001.ヨーロッパ映画□

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