2008年12月17日
ドリス、94歳の選挙戦
□原題 Run Granny Run
□製作年 2007
□製作国 アメリカ
□上映時間 79
□監督 マルロ・ポラス
□出演 ドリス・ハドック
□カラー カラー
□言語 英語
(CS/ch260)
◯◯◯◯
イマジカの直輸入映画。すごく面白かった。89才で遊説に出た「グラン・D(ドリスおばあちゃん)」のドキュメンタリー。選挙の資金が企業から出ている為、表向きは庶民の為だが企業の側にしか立とうとしない政治家たちを非難しつつ94歳で上院議員へ立候補する。本当の民主主義、庶民の味方をする政治家が政治に現れるのを願ってのことだった。
アメリカ国内を徒歩で旗をかかげて歩く。。もう、すごい気力と迫力。とにかくしゃきしゃきとしている。頭の回転も早く、世の中を広く観ている。もちろん、全くの単独行動ではなく、69才になる息子や周りの支援があってのこと。
ドリスおばあちゃんの言う事は全く間違いがなく、政治家たちが石油会社などの大企業に頼らないような政治をしていれば、イラク戦争などもおきなかっただろう。クラスター爆弾禁止にも承諾しただろう。オバマ氏すら、クラスターのことは無視だった。アメリカはどこか政治が腐敗していると思う。国が広いから、政治活動をしようと思えば、宣伝費だけでもバカにならない。ダイレクトメールなども相当かかるだろう。そういったしくみを何か変えないと、この先もアメリカのエゴは変わらない。アメリカが変わらなければ、世界も変化しない。ドリスおばあちゃんは、全く、一人で世界をも変えようという勢いだったのだ。
とにかく老いた身体でしかも喘息の発作みたいなのがおきながら、雨の坂道をぜいぜいと上っていくその様子には、頭が下がります。アメリカは、こういう人が出てくるという、そういう部分はアメリカという国の本当の自由というか、素晴らしいところですね。
周りで支援するみんなも本気で選挙に当選させるつもりで積極的に活動をする。一致団結をするアメリカの家族愛もよく感じ取れた。
結局、有力な候補者に勝てず、落選してしまうんだけれど、苦手な討論会にも、怖いとおびえつつ勇気をふりしぼって出たし、選挙で落選した時は、本当にがっかりしてしおれていた。おばあちゃんにとって、選挙は本気の本気で、気休めでもなんでもなかったのだった。その熱意と情熱と純粋さに胸が打たれました。
アメリカの底辺にはまだこんなに純粋で誠実な人たちがいるんですよね。腐敗しているのは上の方だけという気がしました。
投稿者 nao : 00:00 | トラックバック (0) □003.アメリカ・北南米映画□