2008年01月29日

汚れなき悪戯

Marcelino pan y vino


 クラシックギターの教本に必ずといっていほど載っている「マルセリーノの歌」。学校でも習った覚えがあるけれど、映画の方は実は観たことがなかったのでどうしても観たくなってしまいました。「汚れなき悪戯」は名作中の名作といわれている映画なのだそうですが、近隣のTUTAYAで探してもどこにも置いてないのです。・・で、久しぶりにDVDで購入しました。

 なんとも、神秘的としかいいようがないような美しい映画でした。12人の修道僧が住む修道院にある日、生まれたばかりの男の赤ん坊が捨てられる。12人の人の良い修道僧たちは、赤ん坊がかわいくて、自分たちで育てようと決意。といいつつも、赤ん坊がどこから来たのか村人に尋ねて調べるのだが手がかりがない。そうこうするうちに赤ん坊はマルセリーノと名付けられ、5歳の悪戯さかりの元気のいい幼児へと成長していく。

 「白雪姫と7人の小人たち」さながら「天使と12人の修道僧」とでもいいたくなるようなほのぼのとした修道院での生活。お父さんは12人いるけれど、お母さんは天国にいるんだよ・・と教えられて育ったマルセリーノは母親への思慕をつのらせていく。また同い年の友達がいないマルセリーノは架空の友達をつくったりと日々をそれなりに楽しんで遊んでいるが、マルセリーノはかなりのいたずらっこでそのいたずらはあまりにも無邪気で憎めない。こういう手のかかるおちゃめな子は大人にとっては本当に可愛いものです。

 ラストは私は、病気かなにかになるのかと思っていたので、こういう神秘的な結末は想像外でした。「みつばちのささやき」のアナなんかも、こういう映画から流れを組んで出来上がっているのかもしれないと思いました。と同時にスペインの方のカトリック教の信仰心の深さを思わせます。マルセリーノはほんの一瞬、地上の修道院に舞い降りた天使だったんじゃないか,,とこの神秘の個人的な推測です。

 

□原題 Marcelino pan y vino

□製作年 1955

□製作国 スペイン

□上映時間 87

□監督 ラディスラオ・ヴァホダ

□出演 パブリート・カルヴォ、ラファエル・リベリュス、アントニオ・ビコ

□音声 モノラル

□フォーマット スタンダード

□カラー モノクロ

□言語 スペイン語 

 



投稿者 nao : 00:00 | コメント (0) | トラックバック (0) □001.ヨーロッパ映画□

このエントリーのトラックバックURL

http://voldenuit.org/cgi/mt/mt-tb.cgi/53

コメント

コメントを送ってください




ログイン情報を記憶しますか?

(スタイル用のHTMLタグが使えます)