2008年01月20日

王将

 王将

 CSで阪東妻三郎の特集をしているので、この際だからいろいろ観てしまおう。この作品は「無法松の一生」と並んで阪東妻三郎の代表作であるという。将棋の坂田三吉という実在の人物を映画化したもので最近では間寛平が主演していたような..

 坂田三吉は関西にいた将棋の名人だが、もともとは草履をつくって生計をたてていたという貧乏な長屋暮らしで、字もほとんど読めなかったらしい。しかし子供の頃から将棋が得意で大人と勝負しては泣かせていたという。

 映画の中の三吉こと阪東妻三郎は、無法松より、もう少し色白でやせた感じの細面の神経質な人に見えた。もともと無学で教養のない男..という設定で、稚拙な男が、将棋の世界で磨きに磨かれ、やがて人間としても立派に成長していくというもの。

 妻の小春は、最初のうちは貧乏生活に苦を感じ、線路で飛び込み自殺を考えるも天王寺の「妙見さま」の信仰に篤い彼女は思いとどまり、夫を応援していく。ことあるごとに、この妙見さまへ「南無妙法蓮華経」と太鼓をうちならして祈願する様は、ものすごい執念と関西人独特のしぶとさみたいなものを感じて少々引いてしまいそうになった。

 けれど、一度は「将棋はもうやめる!」といって火にくべた将棋の駒のひとつがぽろりと落ちて残っていた・・その駒は「王将」の駒。このあたりは、妙見さまの導きを感じる上手い展開でした。

 

□原題 王将

□製作年 1948

□製作国 日本

□上映時間 95

□監督 伊藤大輔

□出演 阪東妻三郎、水戸光子、三條美紀、小杉勇

□音声 

□フォーマット 

□カラー 白黒

□言語 日本語

(CS/ch707)

 



投稿者 nao : 00:00 | コメント (0) | トラックバック (0) □002.日本映画□

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