2010年04月18日
カディスの赤い星コンサート2010
domingo, dieciocho de abril
BSジャパンで今年の3月12日にあったコンサートの放映があった。実は、私はこのコンサートに行くつもりでチケットを買ってあったのだ。で、行けなかった・・というのは、1週間日にちを間違えていたのだった!19日だとばかり思っていたのだ。ちょうど旦那の転勤が決まったり、スペイン行きの航空券を手配していたりしていたところで、しっかりチケットの日にちを確認していなかったのがよくなかった。翌13日、ある人のブログにこのコンサートの感想が書かれてあった。それを見た私は、なぬ?コンサートって1週間先だったよね?と思った次の瞬間、しまった〜〜〜!!と気がついたのだった。悔しくて、この自分のブログにも書けなかった。早く忘れよう..と。くそ〜〜。
そのコンサートの放映。実際、生で沖仁とハビエル・コンデの演奏を聞いてみたかったけれど、テレビだと、手元や指の動きがアップで映されるので、すごく勉強になった。とにかくギターはリズムと、そして、いかに几帳面に丁寧に的確に弦を押さえて弾くか..ということに。
私は先生から一音一音、くっきりはっきり弾くように..と最近は耳にたこができるくらい言われるのだった。全体的に弾けているようでも、それでは下手にしか聞こえない..と。だから、練習の時はゆっくり丁寧に弾くように、くどいほど言われる。
ハビエルくんはいわゆるオールドスタイルのフラメンコを弾く青年らしく、4歳でギターを始めた天才なんだって。サビーカスも楽々と弾くので、主催者の逢坂さんは、すごく喜んでいた。私も、モダンなフラメンコギタリストばかりではないんだなあ..と改めて思う。最近、スペインではこういう回顧的な風潮にもあるらしい。
しかし、サビーカスは超絶な技巧と言われれば言われるほど、まるで、コンピューターみたいな正確な音裁きがかえって喜怒哀楽の情緒があまりよくわからないような感じもしないでもない。その点、現代のフラメンコギタリストは、情緒あふれる感情的な曲作りのような気がする。沖さんにしてもそう。ところが何度も聞いているとあきてくるものもあるような気がする。聞けば聞くほど味わいがあるフラメンコ..というのが最近の私のお気に入り。
沖仁とハビエル・コンデのどちらの方が技法が上手いかどうか..というのは私にははっきりいえない。(私の先生などは、スペインで通用するギタリストは沖仁だけだ..と言ってた。)けれど、ただひとつ、沖仁のYAMAHAのギターは良くないんじゃない?!・・と思う・・・。ハビエルくんのパコモデルのコンデは素晴らしい音だった。それに比べると、日本製のギターは、洗練された音ではあるんだけれど、あの土くさいスペインの香りがするような音ではないように思った。あくまでも個人的な感想。
ハビエルくんのお父さんのマルセリーノ・ロペス・ニエトというギターの音も良かったなあ。ギターは日本製の方が精巧に出来ていて、スペイン製は大雑把という噂は聞くけど、その粗っぽさがまたいい音なんじゃないかなあ〜。あくまでも個人の好みですが..。
最近、コンデの音を聞くと、浮かんでくるのが牛なんだよね。浜田さんの本にも書いてあったけど、フラメンコと闘牛はすごく深い関連があるような感じがする。ブレリアも闘牛のイメージが強いし、あのセコを聞くと、どうも戦闘態勢の牛を思い起こしてしまう。。というのも牛追い祭りをよくよく見てしまったせいもあるんだけれど..その牛追い祭りについては今度書こうと思う。
投稿者 nao : 11:59 | コメント (15) | トラックバック (0) □02.フラメンコギター□
コメント
naoさん、こんばんは♪
ハビエルのテクニックは素晴らしかったですね。
手がとても大きくて、絶対的なパワーが違うって感じ。
音量も大きかったですね。コンデが目いっぱい鳴ってた。
だからか、沖仁のYAMAHAがお行儀良く鳴ってる感じがしました。
日本人が弾くフラメンコ(?)・・・って聞こえたなぁ。
それにしてもカメラワークが良かったですね。
ブリッジ側からボディ水平レベルのアップで、右手手のひらが良く見えました。
激しい動きでも指の動作が実に美しい。
古典以外にも色々聴いてみたいですね。
カディスコンサートは3本とも録画したので、ゆっくり復習します。
それから僕も仕事で予定してたコンサートに行けなかったことが1度ありました。
チケットはまだとってあるけど、見るたびに思い出すし、悔しいですよね。^^;
投稿者 nicente : 2010年04月19日 22:46
nicenteさん、こんばんは!
まるで教則DVDのように手元がアップでしたね〜。
右手は随分高い位置でギターから離れて弾いているなあ,,という印象。もっとも熊手は良くないんですけど..
あと、ゴルペの叩き方なんかも見れて良かったです。
日本製のフラメンコギターだと田村廣のはいい音だなあ思います。でも高音はやはり何十万、何百万するギターのような艶がないんですけど、低音はかなりいい味の音だなあと思いますよ。
日にちを間違えるなんてことは今まで一度もなかったんですけどね..でも、ちょっとスケジュール的にもきつくて、東京まで行くのがしんどいなあ,,なんて思っていたから、まあ、良かったのかもしれない,,と思うことにします〜^^;;
投稿者 nao : 2010年04月20日 22:06
naoさん、こんばんは♪
そうそう、僕もこれは教則DVDだなぁと思いながら見てました。^^
僕のコンデもハビエルと同じグラヴィーナ工房作。
白と黒の違いがあるけど、しっかり弾くとあんな音がするんですねー。がんばらねば。
ギターはそこそこ年季が入ったものが乾いたいい音がするし、
お互い、大事に弾きこみましょう♪
コンサートは残念だったけど、大きな楽しみがありますから。
もう一度。^^
投稿者 nicente : 2010年04月20日 22:35
ハビエルくんの音、目指して頑張ってくださいねー。
私もいつか、角のコンデ、手に入れたいです〜^^
今度、東京であるギターワークショップに参加しようか、迷い中。。
いろいろ経験してもみたいけれど、かなり勇気もいりますね・汗
投稿者 nao : 2010年04月20日 23:32
naoさん、こんばんは♪
ギターのワークショップが開催されるなんて羨ましいですー。^^
naoさんはクラシックもフラメンコも習ってるし、
都合がつくなら参加なさってみては。
いつもと違う視点のレッスンで新しい発見があったり、
意外と自分にぴったりのアドヴァイスを頂けるかも。
スペインでのレッスンを想像しながら・・・
なんて思うと楽しいですね♪
投稿者 nicente : 2010年04月21日 21:42
nicenteさん、こんばんは!
変な天候が続きますねえ。。
ギターワークショップは大阪でもありますよ^^
下記を参照に。。
http://tomokoishii.com/event.html
私は今のところ東京の方に行ってみようかなあと
思っていますが、行けるとしたら1日だけなので..
ちょっと残念ですねえ。
あと私はド素人ですから..^^;;
でも良い機会だと思います。
投稿者 nao : 2010年04月22日 22:25
naoさん、こんばんは♪
おお、カラスコと言えばパセオの2月号で特集されてました。
ギターも、カンテも、バイレもどれもすごくて、生きるフラメンコみたいなアーティストですね。
情報ありがとうございます。^^
でも、うーん、日程が・・・。連休明けで忙しいなぁ。
1回ぐらいなんとかなるかなぁ。
あんまり時間無いけど、ちょっと悩んでみます。^^;
投稿者 nicente : 2010年04月22日 23:46
すいません、拝見だけしようと思いつつ、つい一言・・・
『ゆっくり丁寧に弾くように』、私も『太極拳』を例に言われました、本当にくどいほど・・・。
ハビエルくん、師匠からオールドスタイル以外弾くな、と指示されているらしいです。この線で売ろうというわけですが、今回招かれたのを考えると、成功かもです。
『沖仁のYAMAHAのギターは良くないんじゃない?!』まあ、ススポンサーなので、使う契約なのだと思いますよ、仕方無いですね、お金も楽器も提供してもらっているし。
『右手は随分高い位置でギターから離れて弾いているなあ,,という印象。もっとも熊手は良くないんですけど..』このあたり、naoさんのニュアンスがよく分かりません。you-tubeで見る限り標準的な弾き方だと思いますが。
それから、ディエゴ・カラスコのワークショップ、平日が多く、私は断念ですね。生でオーラに接したいとは思いますが。
投稿者 『みゆき命』 : 2010年04月23日 22:04
naoさん、こんばんは♪
カラスコのギターワークショップは素人でも大丈夫か問い合わせてみました。
「当ワークショップはレベル別に振りを学ぶ、というようなものではなく、
ディエゴ・カラスコが「コンパスの魔術師」と言われる由縁である、
その独特なヘレスのコンパスやアイレをを皆様にお伝えするものです。
練習生の方でも大歓迎しておりますのでぜひお気軽にご受講下さい。」
とのことでした。
僕は8日(土)の1クラスだけ参加する予定です。
あー、スペイン語勉強しとけばよかったぁ。^^;
投稿者 nicente : 2010年04月23日 22:44
nicenteさん
そのパセオのしゃちょさんのサイトで知ったのですよ〜。
私は全然知らなかったのですがヘレス出身の方みたいですね。
それで是非行ってみたいなあと思っているのですが
私も遠いし、お金も結構かかるし..で
行こうか、行くまいか
しばらく幸せな迷いの中でいることにします〜(^^;;
みゆき命さん
最近、スペインの方でも若い人達の間でオールドスタイルで弾く風潮が出て来て..なんてホセさんのブログにあったので、こういうことかなあと。。
沖さんのギターの件は実はよく知っています。うちのギター教室に
そのギターをつくっているYAMAHAの社員がいるので..・爆
なので、敢えてあれほどのギタリストだから、宣伝とかで妥協して
ほしくないんですよねー。
日本も質の良いフラメンコギターをつくれるメーカーがないと
ギタリストも成長しないと思いませんか?
ハビエルくんの弾き方は、まあ、私と比べて,,ってことです。
私はギターを弾き始めの頃、師匠によく熊手になるな,,と言われましたので,,
あと、スペインのギタリストはプルガーをみな垂直に親指を立てて弾きますよね。あれは、なかなかマネ出来ません。
トマテもヘラルドも、すごいで立てて弾いてますよー。
ハビエルくんは手が大きくて指が長いので格別、そんな風に見えただけかも?
投稿者 nao : 2010年04月23日 22:49
nicenteさん
上の書き込みが一緒だったみたいで..汗
さっそく、問い合わせられたんですねー。
そうですか〜。私も行こうかな。。うん、そうします^^
気軽に行ってみますう。ありがとうございます^^
nicenteさんも、良い体験をしてきてくださいねー。
投稿者 nao : 2010年04月23日 23:02
YAMAHAに限らず、有名どころに弾いてもらう手法は、デボーなんかも、ちょっとあからさまですね。パコの取り巻きに頼んで、映画にまで出ましたし(アフレコはコンデだったらしいので、なんだか・・・ですが。その後、弾いている姿は皆無ですし)
『トマテもヘラルドも、すごいで立てて弾いてますよー。』二人とも超一流どころで、演奏フォームも美しいですね、構え方も自然だし。ここから先はnaoさんの先生の領域なので、詳しくは書けませんが、構え方(楽器の保持の仕方)から来て、右腕(肘)のポジション、次に右手首のポジションが来て、最後に親指のポジションと動かす方向、動かし方(タイミングを含めて)が、連携して必然的にあの動きになると思います。私も縁あって、ある方に教えていますが、この順番で説明しています。IIGAYA先生は、このあたり、動きの大きい(癖の多い)ビセンテで説明しておられました。『ビセンテは癖のカタマリだから、分かり易い』とのことでした。
投稿者 『みゆき命』 : 2010年04月24日 09:51
『みゆき命』さん
私も最初に自然に手をギターの指板に置くように言われました。ほとんど力を入れないで置いた状態から弾くと..。
時々、そういう初心にかえってやるのも必要ですね。。
参考にさせていただきますー。
私の場合、ラスゲの時に熊手になるとつい最近まで言われていたんですが、このごろは言われなくなりました。ちょっと進歩したかなー。
いずれにせよ、牛歩の歩みですね・爆
ビセンテの癖はうちの先生もよく言ってます。親指の位置とか癖があるようですけど、なんにせよ、そう簡単にはマネ出来ませんー^^;;
投稿者 nao : 2010年04月25日 00:19
スレも長くなったので、『もう止めよう』と思いつつ・・・これもnaoさんのお人柄からでしょうか?『親指を立てて弾いている』の件ですが、思い当たることがあったので。チェックポイントとして、プガール(単音)、アルサプーア、3連ラスゲアード(pmp)の3つの奏法で、親指がちゃんと同じ(共通の)軌道を辿っているか(もちろん動く範囲は異なりますが)、ということですね。トマティートやヘラルドに限らず、多くの奏者は一致していると思います。
投稿者 『みゆき命』 : 2010年04月25日 18:33
『みゆき命』さん
親指がちゃんと同じ(共通の)軌道を辿っているか・・というと、フォームがどのコードにきても崩れていないか..という感じのニュアンスでしょうか。
いずれにせよ、親指はフラメンコ奏法ではネックだと言われてまして、私も1cm単位で離れ過ぎだのなんだのと、先生からチェックされてます・汗
投稿者 nao : 2010年04月26日 00:57